今回の定期は、普段あまり聴くことのできないプログラム。 前半は、作曲の過程で無作為である事を追求したJ.ケージの “トイピアノのための組曲”、劇場音楽作品の多いK.ヴァイルがどうしても書きたかった 純粋音楽“交響曲第2番”。 この選曲は、『騙し絵』で有名なルネ・マグリットの言葉、 『私は作品の構想において〈アイディアを持つ事〉や〈気持ちを表現する事〉を避けている。 要求を満たすものはただイメージだけである。』 を思い出させる。 そして後半は、果てしなく美しいフォーレのレクイエム。 演奏する側はアイディアや気持ちの表現を探ってしまうものだが、聴き手の皆様は 今回のプログラムのイメージをどんな印象で受け取っていただけるのだろう・・・