練習2日目、休憩時間に練習所指揮者室にて
清水さんと高関さんにインタビューしました!
![]() |
インタビュアー(以後I)
:原典版と1947年版の違いはどういうところにあるのでしょうか?
高関氏(以後T)
:まず、オーケストレーションが違いますね。
原典版は4管編成という人数もずっと多い大きな編成のオーケストラのために
書かれたものなどで、弦楽器などで一つの楽器が4パート以上に分かれて別の
ことを弾くように指示されたりすることもあって、分厚い響きがするように書かれて
いますが、この1947年版は、センチュリーの編成でもできる2管編成という、
小さな編成のオーケストラのために書かれているので、各々のパートが際立つ
ように編曲されていて、よりメリハリの利いたものになっていると思います。
I:高関さんは先程練習の時に「余り杓子定規に縦のアンサンブルを正確に
合わせようとするよりも、それぞれのパートをもっと生き生きと自由に演奏して
ください」とおっしゃいましたが・・・?
T:頭をあわせようとして、キャラクターが死んでしまうより、合わないほうが良いと
思ってるくらい(笑)! それぞれのパートが合わせようとしてやるのではなく、
自由に生の音でメリハリの利いた音楽にしたいですね。
ストラヴィンスキーというと、「春の祭典」「火の鳥」「ペトリューシュカ」とオリジナルは
すごく大きな編成の為に書かれたわけですけれども、あまりに編成が大きくて
演奏される機会がどうしても少なくなります。 そこで、この1947年版のように
バレエのピットで演奏出来る小さな編成でも良く鳴るようにオーケストレーション
されているわけです。
センチュリーのこの編成でも十分に良い響きを作ることができると思います。
楽譜に書いてあるとおりにやれば、自然と音はよく鳴るんだと思います。
I:ホールも、シンフォニーとすみだなので、よく鳴るんじゃないでしょうか。
T:とても楽しみです。
![]() |
I:さてここで今回、ラフマニノフのピアノ協 清水氏(以後S):僕はストラヴィンス |
![]() |
S:いつも真ん中なので、オケピアノの 位置(舞台の端。かなり隅っこ)で弾 きたかったなぁ! 前回やったときなんかは、第2バイオ リンの人が、ちょうど ピアノの前で、 「耳栓ほしい!」って。かなりうるさか ったのかも。それに比べて、今回は ピアノの蓋も取っているし、オケが鳴 っている時なんかは、自分の音が全 く聞こえないんですよ。 戸惑ったりも するけど、まあ、そんな事も含めて、 すごく楽しんでいます! |
I:練習の休憩中にインタビューさせていただいているわけですが、
休憩後はラフマニノフですね。 ラフマニノフの第三番っていうとピアノ協奏曲の
中でも、最も難しい曲と言われている曲の一つですけど、そのリハーサル直前に
インタビューさせていただいて恐縮です。
T:彼は大丈夫ですよ、いつでも完璧に弾けますから(笑)!
S:このラフマニノフの3番は、中学1年生の時、すごく弾きたくて、楽譜を
買ってきたわけですよ。むずかしいけど。だから思い入れがありますね。
これは、オケも複雑だし、ピアノの持つ可能性が全て含まれていると思います。
T:ラフマニノフ、プロコフィエフ、そのあたりがピアニズムの頂点というか、
限界でしょうね。
I:清水さんは、手は大きくて、手の平が本当に分厚いですねえ? (←2枚目の写真)
S:大きいほうじゃないですよ。小さいほうじゃないですか?でも、手の大きい
小さいは、あまり関係ないかもしれないですね。
ラフマニノフなんか、和音で12度とか出てきますけれど、
こういうところを手の小さな演奏家が、くずして弾いても粋なのが、
ラフマニノフの特長ですよね。
I:・・・今日は練習の間の短い休憩に貴重なお時間頂き有り難うございました・・・
戻るときはウィンドウを閉じてください